膠着状態
浮気発覚から半年以上経った6月。
ようやく夫と話しあって浮気を認めさせ、夫が家を出て1年後に離婚することで合意しました。
(私が住んでいるオーストラリアでは別居後1年経過しないと離婚が認められないのです・・・😢)
・・・で、今8月中旬。
2ヶ月以上経ったのに夫がまだ出て行かず、膠着状態が続いています😑
お金がない・・・とか、コロナ禍で収入が・・・とか、いろいろないいわけを言い出しまして。
とりあえず法的には家庭内別居でも許されるので、離婚が遅れるということはなさそうですが。
それにしても情けなさすぎ。お金がないってどういういいわけなんだ・・・と思う。夫は大学常勤で収入は私の3倍以上。しかも私の収入はずっと夫にまるごと渡していて、家計の管理をすべて任せていたので、私たちの貯金も不動産もローンもすべて管理しているのは夫。
話し合い以降、私はクレジットカードの使用をとめられ、自分の収入だけで生活していますが、高齢の犬猫たちの食費や医療費を払いながらも、家賃を払わないでいいので、なんとか余裕をもって生活できています。
だから、夫が経済的に独り暮らしできないということは絶対にないはず。(ていうか、彼女のところに転がり込めばいいのに)
おそらく、弁護士のアドバイスを受けたか、今出て行くと家を私にとられると思ったか・・・そんなあたりが本心だと思います。
せこい。なんだか結婚前や結婚中はみえてなかった夫のマイナス部分が急に見えてきました。
それなら、私が家を出て男気ってもんをみせてやる!とアパート探しを始めたのですが・・・法律相談所にもカウンセラーにも反対されてしまいました。やはり経済的な理由で不利になるとのこと。がんばって粘れ!といわれてしまいました。
夫が浮気して離婚することになったのに、みずからを生活苦に追いやるのは賢くない。どうどうと今の家で生活しれればいい、のだそうです。
まあ実際問題として、住むところを借りれなかったんです😔
私はフリーランスで安定収入がなく、会社(=社会)という保証がないため、賃貸契約が限りなく難しいと不動産屋にいわれました。「賃貸歴」もなく、しかもペット連れ。
同じ理由でクレジットカードも作れませんでした。あ〜私ってこちらではただの信用のない外人なんだなって実感。国民と同じ莫大な税金を国にも地方自治体にも毎年払っているのに、会社という既成の枠組みに入っていないというだけで、信用度ゼロ、という分類の中に自動的にいれられてしまう、みたいな。
そんなわけで、家庭内別居が続いています。財産をすべて握っている夫が示談内容を提示してくるまでただひたすら待つ、という状態です。
でも、ただ待っているだけではありません。
この期間を生かして、怒り、不安、喪失感、もろもろのネガティブなエネルギーをポジティブなものに生まれ変わらせています。
「コンシャス・アンカップリング」という本の中で、一番実践的ですぐに役に立ったアドバイスでした。
怒りというのはものすごいエネルギーを持っているのだそうです。そのエネルギーを自己破壊(飲み歩いたり、散財したり、浮気相手の殴り込みにいったり、リベンジ浮気したり)や自己嫌悪(夫に浮気されるなんてダメな女なんだ〜と思い込んだり)に使うのではなく、なにかを生み出すことに変えていくのだとか。ずっとやりたかったことでもいいし、夢の実現でもいいし、仕事でもいいし・・・何に変えたいか、をリストアップします。
ということで、まずは、ヨガ!
もう家事をする必要がないので、夜の時間はすべてフリー。やり場のない怒りや焦燥感に駆られたり、テレビをみながらのんきにビールを飲んでアホ笑いをしている夫に殺意😈 を感じたりしたら、悩むヒマを自分に与えることなく、ヨガへ。
そうしたら・・・はい。今まで10年以上できなかったポーズもできるようになりました。片腕で自分の体を持ち上げちゃうヤツ💪🏼
怒りってすごい!
このエネルギーを使って、ボランティアにも初挑戦してみたいなあと思っています。
本からの学び
- 怒りはネガティブな感情ではない。無理に押さえ込まずに自分や状況を変える原動力に変換する。
終わりのはじまり。
半年くらい前に夫の浮気が発覚しました。
顔の真正面からがつんと殴られたような衝撃でした。
子供のいない私たち。
ふたりで一緒に年をとっていくんだとずっと信じて疑ったことがありませんでした。思い描いていた老後の幸せな生活像がガラガラと音をたてて崩れていきました。
最初はショックが大きすぎて、誰にも打ち明けることすらできず・・・完全に脳停止状態。とりあえず、毎日の仕事をこなしていれば、忘れられるかなと。
夫は中国に長期出張中で、問いただすこともせず何週間も放置しました。(後日、この出張に彼女が同伴していたことも発覚・・・!)
でも、少しずつ、少しずつ証拠が集まり、夫のたくさんの嘘を目の当たりにして現実として受け入れはじめたころ、コロナが勃発。
夫が自宅で仕事するようになり、ストレスマックスに。しかも、ロックダウンで外出自粛中にも夫は愛人の家に週1〜2のペースででかけていきます。
夫に対する憤りと不信感、そして夫がコロナを持ち帰ってくるかもしれないという恐怖で押しつぶされそうになりました。でも夫に話して逆ギレされ、追い出されても私には行くところがありません。自分を守るために対策を立ててから、冷静に話しあおうと決意しました。
私は、国際結婚で海外に住んでいます。外国人の私には裁判離婚は不利。まずは、州政府の法律相談窓口に電話しました。離婚になった場合、何が必要なのか、私にはどんな権利があるのか、段階を追って説明をしてもらえて、感情的になっていた気持ちが少し落ち着きました。万が一の場合に備えて、緊急連絡先も確保。
同時に私立探偵にも相談。確かな証拠をつかむためです。(後日、これは不要だったとわかりました)
そうして、心の準備をしてようやく夫と話しあうことに。発覚から半年以上経過していました。
Conscious Uncoupling について
夫の浮気を知ってから不眠症になり、カウンセリングに通っていたのですが、カウンセラーとの相性が悪かったのか、あまり役に立ちませんでした。
多分、ひととおり状況を説明したあと、最初に聞かれたのが私の気持ちではなく「夫が浮気したのはどうしてだと思う?」という質問だったから。
私にはそれが「あんたにも責任があるでしょうよ。自分の気持ちよりそっちを考える方が大切なんじゃない?」と言われたように聞こえたのです。いや、それはもちろん一理はあるし、いずれはそこにたどり着くとは覚悟していたのですが、まずは、この抑えきれない不安を吐き出させてくれるのが先でしょ?
結局、そのカウンセラーとは数回会ったきり。主治医に別のカウンセラーを紹介してもらいましたが、コロナで対面診療ができず、おあずけに。そんな中、ふと思い出したのがグウィネス・パルトロウの超前向き離婚で有名になった「コンシャス・アンカップリング=意識的なカップル解消」という本。
(あれだけ話題になったのに日本語になってないんだ・・・)
Kindle版なら1000円ちょっと。ハッピーにサクッと離婚できるヒントがあるのなら、と軽い気持ちで読み始めたら・・・とっても奥が深い本だったんです。
恋人や夫とただ「前向き」に「ポジティブ」に別れるのではなく、自分の根源の部分と意識的(コンシャス)に向き合うことで、同じ間違いを2度と繰り返さない!という絶対的な決意を読者に促すための本でした。
いま、この本の5ステップガイドにしたがって、一歩ずつ前に進んでいるところです。
私たちの離婚手続きは始まったばかりです。いつもポジティブでいたいとは思いますが、別れには痛みも恨みもつきもの。自分のいやな部分も隠さずに、正直にこのブログに経過を書いていこうと思います。